冬の寒さのせいや年末年始のお休みなどで運動不足の方が多いと思われますので、今回は『運動不足』について書いていきます。参考にしてください。
①筋肉が衰える
筋肉は動かさないとどんどん機能が低下し、量が減ってしまいます。
運動不足で筋肉が衰えると、人の姿勢は、筋肉によって支えられていますので、自然とこの姿勢が崩れてしまい、猫背などになり肩こりやケガや腰痛など痛みも発生しやすくなります。
筋肉量が減ると基礎代謝、脂肪の消費エネルギーが少なくなり、太りやすく痩せにくくなります。
デンマークの大学の研究によると【運動を2週間しなかった場合】
●平均年齢23歳の若者→筋肉量が28%減少
●平均年齢68歳の高齢者→筋肉量が23%減少
※失った筋肉を元に戻すためには3倍以上の時間を要する(特に高齢者は筋肉量を元に戻すのが難しい)
心臓にも筋肉(心筋)があり、鍛えないとどんどん衰えて心臓の機能が悪くなります。
②血行不良
人は体を動かさないと血の巡りが悪くなります。これが続くと血液によって運ぶはずの栄養が全身に行き渡らず、老廃物は蓄積します。
運動不足が続くと血の流れが悪くなるので、その栄養を摂り入れて活性化するはずの免疫細胞は弱体化するので、免疫機能が低下します。ただし、急にハードな運動をしても免疫機能は落ちることがありますので、まずは軽い運動やストレッチから行いましょう。
③骨が弱くなる
運動をしていないと骨を作る働きが弱まり、骨密度が低下。折れやすい骨(骨粗しょう症)になっていきます。
④体が硬くなる
筋肉は定期的に動かしていないとどんどん硬くなります。そして隣接した筋肉と筋肉、あるいは筋肉と皮膚がくっついてしまいます。
そうなると筋肉の可動域が減少し、不調を起こしやすくなります。普段から動く筋肉量も減ってしまうため、依然と同じ運動量をこなしても、その効果は少なくなります。
⑤こる
体が凝ることで、圧迫されている血管では流れていくはずの乳酸や酸素も滞り、さらに血行不良を促進させます。
⑥ストレス(痛み)を感じやすくなる
体を動かしていないと、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替わりが鈍くなります。
これによって不眠や食欲不振、血行不良など、さまざまな体の不調が起こり、その悩みがストレスに。
さらに運動不足は気分や感情を安定させるセロトニンの働きも鈍らせます。心身はストレスによる悪影響を受けやすくなり、痛みなどの不調も感じやすく、うつ病の発症リスクも増えてしまうのです。
実は運動不足の方は非常に多く、それからくる身体の不調も多いです。
それでも運動は苦手って方は、名古屋市西区の『いろは鍼灸接骨院』にご相談してください。
運動不足を解消して健康の為に一緒に頑張りましょう!!